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香りによる認知症の改善にはこれまで海外を含め多くの研究発表がされてきました。　近畿大学　宮澤三雄教授「香りによるアルツハイマー型認知症の改善」論文発表。２００１年　英国ノーザンブリア大学　マーク・モス博士「ローズマリーのワーキングメモリー（作業記憶）機能向上効果」論文発表。同年　木村有希　細田理恵子　他「アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有効性」日本痴呆学会　２００５年　鳥取大学医学部の浦上克也教授は「匂いを脳に伝える『臭神経』の先端は頭蓋骨の底部である『篩骨』を貫き、鼻腔内で直接空気に触れています。臭神経は人体で唯一、外界に接している神経なのです。この臭神経がそのまま記憶を司る海馬につながっているのです」アルツハイマー型認知症では、先ず臭神経に異常をきたし、匂いがわからなくなる。記憶障害はその後の症状なのです。臭覚機能低下を抑えることがアルツハイマー型認知症の予防や治療につながると考え浦上克也教授は研究しました。この研究内容は2014年2月に各種のニュースで発表され強い反響を呼びました。